members
ハッピートコ ハッピー・トコ
ピアノの榊原光裕、ヴァイオリンの佐藤聡子、ドラムスの岸川雅裕をコアメンバーとして2008年5月11日に結成した、インストゥルメンタルユニット。
結成当時から、コール・ポーター特集、アストル・ピアソラ特集、アントニオ・カルロス・ジョビン特集、ミシェル・ルグラン特集など、さまざまなテーマでライヴを重ねている。
東日本大震災以降は、榊原光裕が代表となった「みやぎ音楽支援ネットワーク」として、被災地への楽器の寄贈や、被災者の音楽活動の支援などにも力を入れたり、佐藤聡子が代表となった「ひまわりプロジェクト」として、映画の自主上映会や、被災地で廃校となる学校の校歌録音をおこなうなどの活動をしてきた。
これまで『展覧会の絵/ラプソディ・イン・ブルー』『白い海』など4枚のCDアルバムと、『しずかな しずかな しずかなユール』9作品のCDシリーズをリリースしている。
また榊原光裕と佐藤聡子はともに、2016年に秋田市新屋で「アラヤード・ピクニック」を立ち上げ、展覧会、講演会、食事会、読書会、音楽会の5つを柱に、これらの有機的に融合させた会を企画運営し、これまで、建築家、醸造家、挿花家、ガラス作家、漆作家、麹研究者、動物園園長などを招聘している。
音楽を介して、大切なことを伝える “メッセンジャー” でありたいとつねに考え、「Happy Toco Club通信」と「Arayard Picnic Club通信」の発行を続けている。
プロフィール
榊原光裕 Piano
仙台市生まれ。ピアニスト、作曲家、編曲家。
東北大学工学部卒業後、バークリー音楽大学に留学し、首席で卒業。オスカー・ピーターソン賞を授与された。『定禅寺ストリートジャズフェスティバル』を1991年に後藤政彦とともに立ち上げ、20年以上音楽監督を務める。2016年まで仙台駅で27年間使われた、JRで最初の発車音楽の作曲者でもある。佐藤聡子とともにおこなっている「NHK文化センター」でのシリーズ講座『ジャズのあじわい』などでは、音楽とその文化背景についてのトークと演奏を展開している。
佐藤聡子 Violin
秋田市生まれ。ヴァイオリン奏者。
4歳よりヴァイオリンをはじめ、東北大学文学部哲学科美学・西洋美術史専攻卒業。大学院在学中に、演奏活動をスタート。榊原光裕とともにおこなっているサロンコンサート『世界をめぐる音楽』では、世界の祭りや暦にまつわる年中行事を紹介しながら演奏する会を催している。
岸川雅裕 Drums
仙台市生まれ。幼少よりピアノをはじめ、後にドラムに転向。いくつものバンドに誘われる中で経験を積み、ドラムを通して音楽の楽しみを伝えたいと考えている。様々なジャンルのコンサートやレコーディングに参加し、音楽教室などで後進の指導にあたる。幅のある音楽性で、メンバー内最年少ながらしっかりとHappy Tocoを支えている。