今年は、メンバーの諸事情ゆえ、新年度を例年のように5月11日からは始められず、結成記念日ライヴさえも行うことが出来ませんでしたが、前回のご案内をご覧くださり、晩夏からとなりました今年度も、Happy Toco S Clubの会員登録をしてくださった皆さまに心よりお礼申し上げます。ほんとうにありがとうございます。

春夏に行えなかった分を取り戻すかのように、この秋は、ライヴが続きます♪
9月23日の次は、10月23日、そして11月5日です。

ちなみに11月5日は、榊原光裕と佐藤聡子が執筆を担当した書籍『僕たちの音楽案内』の出版記念コンサートを兼ねることとなりました。本は、10月15日に刊行されます。
10月23日のLiveのご案内とあわせて、こちらについての詳しいおはなしは、また次号にて。
まずは9月23日、ぜひお出かけください！メンバー一同、ご来場をお待ちしております。

昨年12月からのこの9か月には、私にとって、思いもよらない大きなことが起こり、日記に向き合うこともできない日々も長くありましたが、このところ、振り返りながらまた書き始めました。
おのずと、昨年のこと、一昨年のことも、目に入り、思い出がかえって切なくなることもありますが、1日数行でも、書いていて、よかったと思います。
読み返してあらためて、そのときそのときに、出来ることは、精一杯力を尽くすこと。感謝の気持ちは、きちんと表現しておくこと。そうしたことの大切さをつよく感じずにはいられません。

さて、「ご挨拶」にもご案内がありますとおり、昨年秋から出版にむけて進められていたものが10月15日に刊行されます。
書き下ろしもありますが、Happy Toco Club通信で綴った文章を改稿した項もあります。
それこそ、そのときそのときに、何らかを感じとって考えたことを、精一杯書きまとめた文章だったと、何げなく再読してみて認識し、榊原も私も、何篇かずつ収載していただきました。

今回の出版は、多賀城市で出版社を経営されている杉山昌己社長からお声がけいただいたことで企画が立ち上がり、Happy Toco Houseにて行ってきた読書会の常連メンバーの中から音楽に関わる4人が執筆を分担しました。
編集者でもあられる杉山さんが、気を長くして、いつも私どものペースに合わせてくださいました。
帯コメントは、杉山さんの希望で、榊原の古い音楽仲間である稲垣潤一さんにお願いしたところ、こころよくお引き受けくださいました。
詳しい本の中身については、また次号にて触れたいと思います。10月23日のLiveでは、ご希望のかたには、私どもから本の販売をいたします。もちろんCD同様、サインも喜んで?

コロンブス侵略、大虐殺にはじまり、300年ほど続いた奴隷制の悲しい歴史、そして現代にも残る差別とはうらはらに、この地域の“黒人”たちとその末裔から発信される音楽は、力強く、熱い！

1930年代から40年代にかけて、ラテン・アメリカ（とくにメキシコ、キューバなど）から発信された音楽は、世界的なラテン音楽ブームをまき起こし、ルンバ、マンボ、チャチャなどの独特のリズムが人々を熱狂にまき込み、踊らせた。

ラテン・ミュージックは、先に1920年代にブームとなったジャズの後発と思われがちだが、実はそれ以前にラテン・アメリカ全体で“醸造された”音楽が、北アメリカに持ち込まれそれがジャズにつながったので、逆にジャズの生みの親のような音楽ともいえる。

ブームを受けて、今度は、世界各地でこれらのリズムに乗せて多くの曲が発表された。これが広義のラテン・ミュージックだ。

今回のHappyToco Liveでは、そんなラテン音楽をお届けします。まだ夏の名残りも感じられる季節に、ラテン音楽の熱気を感じてください。