2021.12.1 号

いよいよ師走となりました。

2021年もあと1か月を残すのみなのですね。

さて、私どもは一昨々日、Happy Toco Live を無事に終えたところです。

お客さまそれぞれが、それぞれのお言葉で、いかに楽しんでくださったかをアンケートに書いてくださっていて、それがほんとうにありがたく、心に響きました。

私どもも、同じように、とても楽しんで演奏することができました♫

12月は、秋田・新屋や、仙台・愛子での小さな催しが続きます。

そういえば、前号の通信で、「Happy Toco とGod Jul」に連なる一貫した活動を2016年から始めた、とお伝えしてしまったのですが、2014年からでした。

「7年間続けていらっしゃいますよ!」とお客さまからご指摘いただいて、「たしかにそうでした!」と思い出しました。

来年は、Happy Tocoは、15年めに入ります♫

いろいろな活動をしてきたことを振り返りますと、改めて支えてくださったみなさまのことが思い起こされます。

2021年の12月も、一つ一つの活動を大切に、と思っております。

心に光が灯る一日一日となりますように。

遠くのお客さま

秋田・新屋では、昨夏から、Arayard Picnic Houseにて、小さな音楽会や展覧会などを、仙台・愛子では、今夏から、Happy Toco Houseにて、もっと小さな小さな音楽会やワイン会などをおこなってきました。

コロナ禍に覆われ、いろいろな難しさをかかえながら、それでも出来ることを模索する中で、考えたかたちでした。

定員をごくごく少人数とし、かつ、不特定多数のかたへお知らせをするのではなく、私どものお客さまへのみご案内をし、一般のかたは、そのお連れさまに限る、というようにいたしました。

こうした私どもなりの表現活動を、遠くにお住まいでも、ずっと見守り、応援してくださっているお客さまたちも、いらっしゃいます。

そのうちのお一人から、ご勤務先の小学校の子どもたちへむけて、演奏とメッセージを入れたDVDを制作してほしい、というご依頼をいただきました。

「聡子ちゃんたちの演奏を子どもたちに聴かせたいと、ずっとずっと思っていたの!」とお手紙には書いてくださっていましたが、式典やパーティなど、私どもがこれまで "仕事" をしてきた現場から、今ほとんど仕事が入ってきていないこともお察しくださったうえでご依頼くださったことと思います。ほんとうにありがたいことです。

DVDに入れるメッセージについて、やりとりをするなかで、神戸に暮らす先方から、「私との出会いも、東北と関西の人が北陸で出会い、今でも友達として繋がっている幸せが伝わったら嬉しいです、『大人になっても友達はできるよ!』というおはなしをお願いします」とのmailをいただきました。

私にとっても彼女は、ほんとうに信頼のできる大切な存在。

彼女の言葉が胸にしみました。

おのずと、子どもたちに伝えたい言葉が、思い浮かびました。

たとえ、いま学校などで辛いことがあったとしても、それがずっと続くわけでもない。かならず新しい環境が訪れる。

たとえ、いま友達のことを信じきれなくても、心から信じられる親友も出来る日が、かならずくる。

大人も、いろいろ傷ついたり、迷ったりしながら、それでも支えてくれる人は、いつでもきっと現れるー。

実感としてある、そのような思いを、演奏の合間に語ることができそうです。

ちょうど、秋田のArayard Picnic Houseも、仙台のHappy Toco Houseも、演奏をお聴かせすることだけはいつも出来るように整え、小さな音楽会を重ねてきたことで、いつものように、ごく近くにお客さまがいらっしゃるつもりで、撮影に臨むことができます。

そして、せっかくの機会なので、北の冬の厳しさのこと、冬至祭のことなども、おはなしにくわえたいなと考えているところです。

(聡子)

音楽の贈り物

先週の日曜日、11月28日に、今年最後となる Happy Tocoライヴを行った。20世紀を代表する3人の映画音楽・作曲家にスポットを当てて、それぞれの作曲家の代表曲から、ちょっと掘り出し物のナンバーまで、私たちなりのアレンジでお届けした。

いずれも個性豊かな作曲家たち。一人目はアメリカのバート・バカラック。1960年代から、作詞家ハル・デヴィッドとのコンビで、数多くのヒット曲を連発し、多くのシンガーにカヴァーされた。齢93歳になる今でも、そのダンディさは衰えることなく、コロナ禍のなか、昨年も自宅からオンラインでピアノ演奏を届けてくれた。

次は、イタリアのエンニオ・モリコーネ。黒澤明作品を“パクった”『荒野の用心棒』で一躍名声を獲得して以降、昨年惜しまれて亡くなるまで、精力的に作曲し続けた。

そして、フランスのミシェル・ルグラン。『シェルブールの雨傘』など印象的なメロディを作り続けながら、卓越したジャズ・ピアニストでもあり、常にユーモアを絶やさないエンターティナーでもあった。

彼らが作り出した珠玉の音楽は、お客様からも好評をいただいたが、演奏している私たち自身が感動できるものだった。改めて素晴らしい音楽家たちに感謝したい。

次回、年が明けて新年初めてのライヴは、2月13日。

まだ冬の最中に、地球の反対側、ブラジルに思いをはせて、ボサノヴァのナンバーを特集してお送りします。

光裕

催しのご案内

2021年12月11日(土)&12日(日) 秋田・新屋『Happy TocoとGod Jul』

 12.11 ユールパーティ 15時開場 15時20分開演

 12.12 音楽会 14時開場 14時20分開演

    読書会 15時30分開場 15時40分開会

会場 秋田市新屋比内町19-22 Arayard Picnic Room

会費 パ―ティ サポート会員 2000円 一般 2500円

    音楽会 サポート会員 2000円 一般 2500円

    読書会 サポート会員 1000円 一般 1500円


2021年12月22日(水)仙台・愛子『Happy Toco のささやかな冬至祭』

 16時開場 16時20分開始

毎月「お題」をもうけて、そのテーマにそった紹介したい本を持ち寄り語り合う「読書会(ブックトークの会)」を開催して、ちょうど2年になりました。

今月は、冬至の日に、その日の仙台での日の入り時刻となる16時20分から、古来から冬至祭でもっとも大切にされた「光」をテーマに、読書会を行いながら、冬至にちなんだワンプレート&ドリンクをお楽しみいただきます♪

 会場 Happy Toco House 仙台市青葉区愛子中央2-16-3

 会費 ゴールド会員2000円 ブロンズ会員2500円 一般・ライト会員3000円

2021年12月25日(土)仙台・愛子『Happy Toco House での小さな小さなユールコンサート』

 14時開場 14時20分開演

Happy Tocoでは、2013年12月にはCD「しずかな しずかな しずかな クリスマス」、2019年12月にはCD「しずかな しずかな しずかな ユール」をリリースしました。

今回は、この2枚の作品に収録した曲からいくつか、そして3枚めの作品を制作するとしたらぜひ入れたい曲をいくつか、演奏いたします♫

 会場 Happy Toco House 仙台市青葉区愛子中央2-16-3

 会費 ゴールド会員2000円 ブロンズ会員2500円 一般・ライト会員3000円

お申し込み・お問い合わせ Happy Toco 事務局 mail:happytoco@happytoco.jp

事務局より

『しずかな しずかな しずかな ユール』は各会でもお求めいただけますが、お早めに贈り物などにご入手されたいというお客様は、事務局・山本までご連絡いただければ幸いです。

(みきねぇ)